このままではいられない…元AKB48の浦野一美さん直腸膣ろう手術を振り返る

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昨年8月には第2子を出産

 術後は普通に生活できるようになりました。ちゃんとお尻からガスが出る喜びは大きく、部屋で「やったー」と叫んだほどです。ダンナさんも「よかったね」と一緒に喜んでくれて。彼の協力は私にとって本当に大きな支えでした。

 昨年に「直腸膣ろう」のことを公表。この病気は離婚の原因になることがあるし、うつになってしまう方もいます。中には命を絶ちたいと考えてしまう方も。何度も手術を重ね、体も心もボロボロになってやっと治された方もいる。ネットが発達した今でも情報を探すのが難しい病気です。

 私自身も聞いたことのない病気に、しばらくはどうしたらいいか迷っていました。迷う人をひとりでも減らしたいと思い、SNSで発信し、いろんな方とやりとりしています。

 昨年8月に第2子を出産しました。術後は患部が硬くなるので、変な話ですが術後の経過が良好であれば安静にするより使った方がいいらしいんです。だから性交はしてと言われました。するとすぐに妊娠。まだ手術したところが硬いらしく、帝王切開で出産しました。「ちゃんと産めるのか、産後に再発しないか」と不安でしたが、異常はなかったです。

 今は普通に2人の子育てをできることがうれしい。12月にはAKB48の20周年記念コンサートに参加しました。

 手術前に行われたゆきりん(柏木由紀)の卒コンの時に「次は20周年でみんなと会えるね」と話していましたが、その時は第1子の出産後で痛みがあり、「私は参加できるのか」と不安だらけでした。そんな状況から手術を経て、2人の子の母となり、ステージに参加できたことは感慨深く、感謝の気持ちでいっぱいです。ステージ上で、「治って本当によかったなあ」と実感。密度の濃い2年間で人生観も変わりました。

 同じ症状で悩んでいる方のために発信を続けて少しでも力になりたいです。

(聞き手=松野大介)

▽浦野一美(うらの・かずみ) 1985年10月生まれ、埼玉県出身。2005年にAKB48としてデビュー。SDN48や渡り廊下走り隊7暫定メンバーなどでも活躍。CinDy(シンディー)の愛称で親しまれる。22年に結婚。23、25年に女児を出産。YouTubeチャンネル「CinDyです。」配信。

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