自維連立に透ける実現不能の“空手形”…維新が「絶対条件」と拘る議員定数削減にもウラがある
立憲民主党の野田佳彦代表が首相在任中だった2012年、党首討論で定数削減を条件に衆院を解散。その後、政権復帰した自民は約束を反故にした経緯がある。野田代表は17日の会見で、当時を振り返りつつ「維新は騙されると思う」と自維連立を牽制した。
連立離脱した公明党も定数削減に反発。斉藤鉄夫代表は維新が臨時国会で関連法案の成立を目指していることに、「あまりに乱暴」「企業・団体献金の協議が進まないから定数削減の話に持っていくというのはすり替えだ」と激オコだ。
「定数削減のヤリ玉に挙がるとしたら、まず比例代表の議席でしょう。特に比例票を集めて議員を出している公明党や共産党は強く反対する。自民党内だって意見が割れている状況です。今まで棚上げしてきたのに、この臨時国会で決着をつけようとすれば紛糾必至。絶対に首相になりたい高市さんと、自民に妥協している感を悟られたくない吉村さんとの間の“空手形”でしょう」(永田町関係者)
政治停滞の政局ドラマを見せられた挙げ句、最終回は「自維連立解消」で終わる可能性もある。しょーもない。
◇ ◇ ◇
これに焦りを募らせているのが、もう一つの「ゆ党」国民民主党の玉木雄一郎代表。関連記事【もっと読む】国民民主党・玉木代表「維新連立入り」観測に焦りまくり…“男の嫉妬”が見苦しすぎるで詳しく報じている。