ロッテ稲尾和久監督に結婚式の仲人を依頼すると、「まさか」の展開に

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 ただ、稲尾さんは申し訳なさそうに「式には喜んで出席させてもらうけど、選手の仲人はこれまで一度もやったことがないんだよ」と言う。

 普通ならそれで話が終わるところだろうが、稲尾さんは、「代わりと言っちゃなんだが、俺の方で鹿児島の知り合いを当たってみる」と、わざわざ地元テレビ局の南日本放送の社長を紹介してくれたのだ。

 式では余興も快く引き受けてくれた。祝辞を述べた後、カラオケで美声を披露。私から事前にお願いをしていたのだが、「あの稲尾さんが」ということで、出席してくれた人たちも大いに喜んでくれた。

 稲尾さんの3年間のチーム成績は2位、2位、4位。落合さんを中心とする打線はリーグ屈指で、優勝も狙えると思っていたが、86年限りで監督を退任。その年に現役を引退した有藤通世さんが新監督に就任した。(つづく)

▼にしむら・のりふみ:1960年1月9日、宮崎県生まれ。右投げ両打ち。福島高(宮崎)、国鉄鹿児島鉄道管理局を経て、81年ドラフト5位でロッテ入団。プロ通算16年で首位打者1回、盗塁王4回。二塁と外野でそれぞれベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。97年現役引退後、ロッテでヘッドコーチなどを歴任し2010年監督就任。1年目にリーグ3位から日本一を達成した。16年からオリックスでヘッドコーチ、19年から監督を務め、20年限りで退団。

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