肝臓がん再発防止でエビデンスがある唯一の生薬「フアイア」とは

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 そしてもうひとつ、免疫システムの異常には、免疫の混沌がある。たとえば、がんを発症しつつ、花粉症の症状が出ることがあるが、これはひとりの人間の体で免疫低下と免疫亢進が同時に起こっていることになる。

「免疫低下には免疫チェックポイント阻害剤が登場し、免疫亢進の代表的な薬にはステロイド薬があります。これらは免疫低下、免疫亢進どちらかにしか作用しませんが、フアイアは、免疫低下、免疫亢進の両方にエビデンスがあり、免疫を中庸にする。これが、ほかの薬にはないフアイアの特徴なのです」

 実際、フアイアは肝臓がんに限らず、乳がん胃がん大腸がん肺がんなどのさまざまながん(免疫低下)への有効性を示す研究結果が発表されており、また腎臓病であるIgA腎症、喘息、乾癬といった免疫亢進による病気への研究結果も発表されている。

 フアイアは、中国、米国ではがんの治療薬として承認されているが、日本では健康食品の扱いだ。しかし、これまでの「健康食品=エビデンスがない」とは違い、フアイアだけは「医薬品レベルのエビデンスのある健康食品」となる。

 金額はそれなりにするものの、副作用も非常に軽いことを考えると、従来薬では良くならない病気への打つ手として、もしもの時のために、頭に入れておきたい。

 なお、新見医師は新型コロナ感染対策としてフアイアを毎日3グラム服用しているという。

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