がん遺伝子検査について知る(1)遺伝子変異を調べ、それに応じた薬を使って治療成績を上げる
コンパニオン診断は、先ほどのEGFR遺伝子変異肺がんの例で言えば、主治医がEGFR阻害薬の適応の有無を判断したいとなった時に、実施する。
がん遺伝子パネル検査は、どのがんも対象となるのか?
「固形がん(肺がん、乳がん、胃がんなど)で、『標準治療終了または終了見込み』であれば、どのがんも対象となります」
ただし、がん遺伝子パネル検査を「受けられる」=「治療に結びつく」ではない。がんには、遺伝子変異の種類が多く、対応する分子標的薬や治験も比較的充実しているものもあれば、遺伝子変異があまり解明されていない、もしくは遺伝子変異に対応する薬が開発・保険承認されていないものもある。後者で代表的なのが膵臓がんだ。その場合、現時点では、がん遺伝子パネル検査を受けても、期待していた結果は得られない可能性が高い。
さらに、がん遺伝子パネル検査には課題がある。次回で紹介する。


















