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中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

元ヴェルディ藤川孝幸さん急逝 胃がん早期発見のためには

公開日: 更新日:

 ピッチに立った者として残念でなりません。ヴェルディ川崎の元GK藤川孝幸さんのことです。先月15日に胃がんで亡くなったことが、報じられました。

 享年56。私も暁星高校のはじめまでサッカー部に所属し、GKでした。2歳下で年も近く、藤川さんのプレーはよく見ていたのです。PK戦での勝負強さは印象に残っています。今年4月には、社会人クラブチーム「北海道十勝スカイアース」の社長の立場で胃がんを公表。昨年12月に診断されたとき、主治医に「来年の桜は見られない」と告知されたそうです。

 会見の報道によれば、「ステージ4以上の末期だった」そうですが、医師の告知の仕方はちょっとひどい。私も若造のころ、こんな告知をしたことがありますが、翌朝、6人部屋で絞首自殺されたことがあります。反省しきりです。

 それでも心を折ることなく、ツイッターには「必ず癌を完治させまして、完全復活して参ります!」と投稿するなど前向きに治療に励んでいたことがうかがえます。診断後すぐに抗がん剤治療を受け、一時はがん細胞が半分に減少。今年1月には病室で新戦力についての話ができるまでに回復したといいます。

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