糖尿病はなんとかなる病気…「血糖トレンド」の把握が寛解に近づける

公開日: 更新日:

 寛解になれば再発のリスクはあるものの、健康な人とほぼ変わらない生活を送れる。むろん、寛解にたどり着くのは生やさしいことではない。日本人の糖尿病患者の1~5%といわれている。ただし、これはすべての糖尿病患者を対象にしたときの割合。きちんと食事や生活習慣指導に従える患者に限っていえば、5~15%くらいが寛解となり、残りは寛解に至らずともインスリンや糖尿病の服薬の種類や量を大幅に減らすことができるなどのメリットがあるという。

 さらにはGLP1作動薬など、最新の治療薬が画期的で、専門的な診療機関での治療を行うことにより多くの患者が寛解している。薗田院長の体感としては、「肥満主体の病態であれば20%以上の方が寛解可能なのでは」と話している。

「寛解を目指すには治療の継続が必要ですが、治療のモチベーションを保つのが難しい。このとき『血糖トレンド』が大きな力を発揮します。どんなときにどこまで血糖が上がり、その状態がどのくらい続くのか、を可視化することで、患者自らが血糖値を下げる方法を模索し、行動に移す。そこで思い描いた結果が得られれば、さらに工夫を重ねる。血糖トレンドの把握はそうした良い循環を実現し、治療継続の大きなモチベーションとなるのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(44)玄関で“即挿れ”&即帰、次へハシゴ…「湧き出る欲望に正直なんだ」

  3. 3

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    広瀬アリス&赤西仁の交際報道に《裏切られた》…女性ファンが“オタクアピール”に強い拒否反応

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    黒木メイサの新恋人報道でジャニーズJr.ファン大パニック…発端は週刊文春公式Xの「大物ジュニア」だった

  4. 9

    次期巨人監督へ桑田二軍監督が腕まくり! 松井秀喜氏への“つなぎ登板”は球団の思惑とも合致

  5. 10

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕