著者のコラム一覧
中川恵一東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授

1960年生まれ。東大大学病院 医学系研究科総合放射線腫瘍学講座特任教授。すべてのがんの診断と治療に精通するエキスパート。がん対策推進協議会委員も務めるほか、子供向けのがん教育にも力を入れる。「がんのひみつ」「切らずに治すがん治療」など著書多数。

マサ越前さんは34歳で肝臓に転移…若年性胃がんは遺伝子変異も影響する

公開日: 更新日:

 1ミリの腫瘍には、100万個のがん細胞があります。PETはミリ単位をとらえることができる可能性はありますが、通常のCT検査では1ミリをとらえられません。若年性胃がんやすい臓がんなど進行が速いタイプで検査を受ける場合、より精度の高いものを受けることが大切です。

 通常の胃がんは粘膜の表面に潰瘍や腫瘤ができますが、若年性によくみられるスキルス性は胃壁の内部を染み込むように浸潤する特徴があり、内視鏡検査では見逃されるリスクがあります。見つかったときに進行していることが多いのは、それも一因です。

 胃がんだけでなく、さまざまながんが若くして発症するケースは、特定の遺伝子変異が受け継がれていることが少なくありません。

 胃がんでは、CDH1と呼ばれる遺伝子の変異が有名です。この変異があると、がん細胞が胃壁に広がりやすいことが分かっています。家族に若年性胃がんの方がいる場合は、遺伝子検査でこの変異の有無を調べてみるのもよいかもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  2. 2

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板

  3. 3

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  4. 4

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  5. 5

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  1. 6

    高市首相「中傷動画」疑惑に逆ギレ答弁連発 質問した野党議員の制止振り切り“ご飯論法”で一気まくしたて

  2. 7

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  3. 8

    ゾンビたばこ羽月隆太郎が涙の激白 広島内で「関与は6人」「壮絶イジメ」「裏切り」【会見全文】

  4. 9

    維新はシャカリキでも産業界は「ノーモア都構想」…企業がごっそり“脱・大阪”前年度比1.8倍増

  5. 10

    広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由