注目のがん放射線治療「BNCT」は効果が高く負担が少ない

公開日: 更新日:

 ホウ素は中性子を非常に効率よくつかまえる(=捕捉)性質を持っている。がん細胞には大量のホウ素が存在するので、体外から照射した中性子線はがん細胞に集中する。

「がん細胞の中でホウ素と中性子線が核反応を起こし、強力なエネルギーのα粒子とリチウム核が放出されます。その勢いでがん細胞を破壊するのです」

 BNCT以外の放射線治療(X線、陽子線、重粒子線)も、現在行われているものは正常細胞へのダメージがかなり抑えられるようになっている。それでも、がん細胞レベルで区別することはできず、正常細胞へ当たってしまうことは避けられない。

 しかし、BNCTの場合、中性子線を捕捉するホウ素ががん細胞の中にいるのだ。いわば球(中性子線)を受け止める優秀なキャッチャーががん細胞の中にいるようなもの。投げた球はキャッチャー(がん細胞)でとらえられ、ミクロン単位でピンポイントに攻撃することが可能となる。

 対して正常な細胞には、アミノ酸を取り込む栄養供給ルート(LAT1=ラットワン)がほとんどないため、薬剤BPAはほぼ取り込まれない。つまり、正常細胞の中にホウ素が取り込まれることはほぼなく、中性子線を照射しても核反応が起こらずに通り抜ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    モナキ・サカイJr.は千葉大工学部→大学院→大手鉄道会社→一級建築士と“秀才街道”まっしぐら

  2. 2

    【速報】森保一氏が代表監督退任、ベルギー1部シントトロイデン指揮官「就任内定」の仰天情報

  3. 3

    JFAに激震! 岡田武史副会長“ブチギレ電撃辞任”の深層…宮本恒靖会長が踏んだ「2つの地雷」

  4. 4

    米球界挑戦の横浜・織田翔希は間違いなく巨人入りに翻意する 松井監督誕生で見えた“説得の筋書き”

  5. 5

    広島・坂倉将吾「FA宣言」の必然…波紋を広げる新井監督の口だけ「生まれ変わります」

  1. 6

    横浜・織田翔希「やっぱり巨人に行きます」なら大波紋! メジャー最大12球団の熱烈ラブコールを袖にする代償

  2. 7

    「記憶違いだった」…高市首相G7オンライン会合ドタキャン疑惑で、茂木外相が「ウソ答弁」認めた!

  3. 8

    異色ラブコメディー「逃げ恥」は星野源&新垣結衣でなくては成立しなかった

  4. 9

    GMO“号泣”熊谷社長は「アベ友」だった…公邸での“組閣ごっこ”写真で炎上の過去、自民党ともズブズブ

  5. 10

    森下暢仁は「5年25億円」、床田寛樹は「4年16億円」…巨人が画策する広島FA両腕ダブル取りの勝算

おすすめ求人情報

受付+一般事務/きれいなオフィスのデスクワーク
N.Birth株式会社 香川県 高松市 正社員
月給22万円~35万円
テレオペ/5名大募集!/名駅直結タワーでオフィスワークデビュー
ランスタッド株式会社 愛知県 名古屋市 派遣社員
時給1,450円
ブランクOKのオフィスワーク事務/研修充実
株式会社REVITALAIZE 山梨県 甲府市 正社員
月給22万円~35万円
Sponsored by 求人ボックス