長寿研究のいまを知る 番外編(3)「この食べ物がいい」の常識が変わる

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「研究では同時に腸内細菌を解析、睡眠運動などの生活習慣も調査しました。すると腸内細菌が食後血糖反応と強く関与する可能性があること、被験者の年齢・体格指数(BMI)・性別・腸内細菌や血液データ・食習慣などを統合した機械学習アルゴリズムにより血糖値の上昇が予測できること、などを明らかにしたのです」

 しかも、各個人に「血糖値が上がりやすい食事」「上がりにくい食事」を提供したところ、血糖値変動が起きたという。

「1週間という短期間の研究ですが、その後の追試でも同様の傾向が確認されており、個別化栄養の有効性を示す重要な一歩と言えるでしょう」

 その後の研究では、血糖だけでなく脂質応答も個人差があり、同じ食べ物を食べてもデータの上がり方が異なることなどが明らかになっている。

 現在、個人データとして収集されているのは、遺伝子、腸内細菌叢、血糖値やホルモン値、生活習慣、年齢、性別、体格など幅広い。食事とテロメアの関係に着目した研究も進められている。

■仮想臓器での代謝シミュレーションも

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