元セレソンJリーガーが見たザックジャパン(2) ジーニョ

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「最近はブラジルでJリーグの試合が見られないことが残念なんだ。クラブW杯に浦和、柏など日本のクラブが出た時はじっくりと見たよ。もちろん日本代表の試合も出来る限り見ている。ボクが日本にいた時代とは、随分と変わったね」

 笑顔を浮かべながら話すのは、元ブラジル代表MFのジーニョだ。94年米国W杯の優勝メンバーである彼は、95年から97年までの3シーズン、横浜フリューゲルスでプレーをしていた。現在は、母国の名門サントスFCでサッカー部門の責任者を務めている。サントスFCは、ブラジルの他クラブと同じようにバレーボールフットサル卓球柔道などの総合スポーツクラブだ。そのサッカー部門を束ねているのである。

 その職務は多岐にわたっている。トップチームの監督やコーチたちと相談しながら長期的スケジュールを決定。選手の入れ替え、下部組織とトップチームの連携、それから合宿のホテルの予約や飛行機の手配、医療スタッフとの連絡など――。

「サッカーに関することなら、すべてのことを統括していると考えてもらっていいよ」

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